孤高の専門学校校長

感じるままに言いたい放題

お父さん? お母さん?

 今は子供ができるとその人のことを「◯◯ちゃんのパパ」や「◯◯君ママ」のように呼ばれることが多くなる。子供の集まりや試合、保育園関係ではこの呼び方が今でも主流なんじゃないかなぁ? 名字はわかっているのだから「◯◯さん」ではダメなのか?と当時から思っていたけど、私はこんな風に子供が中心になっている考え方は嫌いである。家の中でも自分の伴侶のことを「お父さん」や「お母さん」と呼ぶ風習は法律で禁止した方がいいのではないか(笑)? その人はあなたの父や母ではないじゃないか! どこまで子供の目線でものを見てるんだ!?

 総じて日本では子供に寛容過ぎるし不必要に大事にし過ぎる。電車で走り回る我が子を厳しく注意するわけでもなく、逆にそれをたしなめる他人に対しては、敵意を剥き出しにして暴言を吐いたりするようなアホ親に育てられる子供の哀れさよ、、、。

 居酒屋にキッズルームがあるのを見た時には(ここまで来たか!)と思ったものだし、さらにパーティー大好きな母親ならクラブ(『ブ』は↗︎の方であり↘︎の方ではないww) に年端もいかないデキちゃったオノレの子供を連れてきたりするんだよ! 周りのバカどもも「イヤァ可愛いー!」なんてもてはやしたりするからバカ母はいい気になってしまって、いつまでもその愚行に気付かなかったりする。

 大人と子供は違うのである。大人には良くても子供にはまだダメということがあるのは当たり前だ。そんな常識が通じなくなりつつあることを私は憂いている。子供も可哀想だ。子供たちに自分のおかれた役目や良識を教えることができない親によって育てられた、社会的な意味での上下関係をわからないアホどもが大量に輩出される現実にめまいがする。

 私は古いのかもしれない。昔は良かったと縁側で渋茶をすするジジイと同じなのかもしれない。しかし今も昔も自分の立っている場所がやたらに高い出来損ないは、少なくとも数年、苦労や挫折の経験をした後でないと、接客の現場では全く使えないのが世の中なのである。