孤高の専門学校校長

感じるままに言いたい放題

人の香り

「私は不機嫌です」「私は怒っています」「私は不服です」、、、。朝からこれをやられると周囲の気分はダダ下がりになる。周囲はその人がそこにいるだけで顔をしかめ、関わらないでほしいと願う。誰でも子供時分には自分の思うようにならなかった時に、泣いたり拗ねたりするものだが、このタイプの人はそこからの成長がなく、30歳児や40歳児になる。いい大人でありながら、泣いてダダをこねたり拗ねて不機嫌になったりしているのと同じなのである。自分を理解して欲しい訳であり、かまって欲しい、同調して欲しい。子供時代によっぽど周りの大人たちにいつもヨシヨシしてもらっていたのだろうか? 職場で子供の世話をしたくない周りはうっとうしいのである。

逆にいつも明るい人はその人の周りにいる人まで気分を良くすることができる。こんな人はきっと自分は納得していないことであっても、ひとたび決定したなら態度でそれを露わにはしないでいようと思っているだろうし、きっと体調が悪い時だって、《見て見て!私熱があってしんどいのよ〜》というオーラは出さない。だから逆にその人の体調を心配してあげたくなるのである。

人の内面というものには匂いがある。鼻腔で感じる本当の匂い(臭い)のことじゃなく、その人が醸し出している、周囲に影響を及ぼす空気のことであり、はじめに紹介した人からは悪臭がするし、次に書いた人からは悪臭が漂うってことだ。だから他人の中で生きていくというのは、自分の匂い(臭い)を放ち続けてるということでもある。人は他人からの匂いには敏感だ。しかし自分の匂いには言われるまで気づかない。

車や部屋用の芳香剤は数々あるが、どうしても外国製のキツめの匂いのものは好きになれない。コパトーンの匂いはココナッツなのかな?あれもどうしてもダメだ。あとバニラやフローラル系のものも頭が痛くなる(笑)  この歳になって振り返るに、これまで接した多くの人たちは、私からアクの強い刺激臭が漂っていると感じてたんじゃないかなぁ(笑)?