ＤＱ～ん
世にＤＱ◍と呼ばれる人種のカテゴリーがある。今回はここを科学したい。謎に包まれた彼らの生態を。何が彼らをＤＱ◍たらしめるのかを。異論・反論はあろう。もしかしたらブチギレる人だっているかもしれない。しかしこれはあくまで 完全なる私の独断である。文句はご遠慮願いたい(笑)
➡️彼らはブランドモノが大好きだ。値段の関係でカバンや財布などの小物に限るが。ただし正規代理店では買わないし、そんなことには価値を持っていない。買うなら 言わずとしれた ○メ兵や○ンキホーテ。またニセモノの商品にもためらいはない。そのブランドの社会的な主張には１ミリも興味がない。ミエだけで持つものには不要なものだから。男なら太くて高そうなチェーンネックレスなんかも好きだ。お尻のポケットに長財布とかもね。
サングラスもいいけど、ブランド名がわかるものに限る。でないと高いやつかどうか 見てるやつらにわかんないから。
それでもキ◯ィちゃんが好きでそれを強引にブランドものと混在させたりするコーディネートも平気でやってのける。
《DQ◍の定理》豊かさはステータス。とにかく金持ちに見られたい
➡️男のDQ◍なら高校生になったくらいから自分の車への憧れが強くなる。理由の一つが密室であることだ。プライドだけは高いので、他人に自分のダメなところを指摘されるのは何よりもイヤなことだから 誰にも文句を言われない自分たちだけの空間を手に入れるのは夢なのだ。車の値段が自分の価値だと思ってるフシがあるから、外車なら迷わず〇ンツが憧れなんだろうけど、子持ちのＤＱ◍は国産のワンボックスだ。色は黒の一択。だって黒の方が悪そうだからだ。中には反社会団体風のシールなんか貼っちゃうヤツだっている。女子の場合だって黒の軽四ははずせない。ダッシュボードの上には定番のフカフカ敷物、UFOキャッチャーにあるような小さな人形をズラッと並べたタイプも多い。
《DQ◍の定理》清潔感やシンプルさなどという価値観はない
➡️人がたくさんいるところで大声出したら迷惑になる という考えはない。ちょっとしたことにもトラブルにしてしまうし、ケンカが強いってことにステータスを持ってるから、相手を恫喝したりすることも格好悪いとは思ってない。街中で大声を出すような事実は 逆に彼らの武勇伝となる。
また大声はトラブルのときだけではない。手を叩きながらとにかく大笑いをする。手を叩きながら笑う人全員がＤＱ◍ではないが、ＤＱ◍は全員手を叩きながら笑う。
そして何より自分を主張したい。「自分、自分、自分」なのだ。でもお店なんかで彼らに「うるさいからもう少し静かにして」っていうと間違いなくキレる(笑) だから周りの人は迷惑してても何も言わない。からまれたりするのは面倒臭いし時間の無駄だからだ。
《DQ◍の定理》声の大きさは生きてる実感
➡️ホントは自分が何を着たら良いのかがわからない。ただ、マジメそうにだけは見られたくないから、「一目おかれる」ことを目指す。そんなDQ◍の価値観にピッタリなのがタトゥーなんだね。悪ぶることもできるし。女子ならネイルやピアスも忘れずに。マツエクは一番長いのをビャーッとやっちゃうよ！ま、コンプレックスの裏返しなんだけど、このコンプレックスは実は根深い。有名人や外国風ってことに憧れが強かったりもするしね。
またスウェット（ジャージ）は彼らの必須アイテムだ。普段は大体あれで済ませるし、どこにでも行く。でも成人式なんかのセレモニーではとにかく張り切る。一生に一回だぜ！ 当たり前だろ！ バシッとキメちゃうぜ!！
➡️男も女も喫煙率が高い。なんせ彼らの頭の中身は中学時代 いきがってタバコを吸っていた頃のままだから、タバコは大人みたいでかっこいいんだもん。不良っぽい雰囲気が出せるから好きなんだもん。
《DQ◍の定理》ちょっと煙そうな顔をしてタバコをフカす俺って格好いい
➡️記念日が好き。そしてサプライズが好き。しかしそのサプライズは相手が喜ぶことが目的じゃなく、実は喜ばせている自分の気持ちが目的になっている。「こないだよぉ、せっかくサプライズでプレゼントしてやったのによぉ、喜ばねぇのよ アイツ。腹立つよな。人の親切を踏みにじりやがった。シメてやろうか！」みたいな考え方になる(笑)
祭りと名の付くものには全て顔を出す。懐かしい顔にも会えるし、なぜかはわからないが 彼らは祭りで気持ちがアガる。なんせどんちゃん騒ぎが好きなんですよ。ツレの家で朝まで！みたいな夜の楽しさは若者の特権だと思っている。「でも下の階のババアがうるさくってよー、寝られない！って怒鳴り込んできやがったのよ。だから俺は言ってやったのよ。じゃ、寝るな！」ってな。
《DQ◍の定理》特別な日に果てしない価値がある
➡️子供の名前はその子への初めてのオンリーワンなプレゼントだ。世界に一つだ。彼らは自分の子供にどこにもない名前を付けてあげたいっていう病気にかかっている。これは完全なる偏見かもしれないが、ニュースに出てくる「育児放棄」や「乳幼児虐待」で被害に遭う子供が、たいてい「なんちゅう名前や！？」というものだと思うのは私だけだろうか？
《DQ◍の定理》オンリーワンに果てしない価値がある
➡️コンビニの駐車場は居心地のいい場所だ。人が出入りするし自慢の車を見てもらえるから目立ちたい気持ちが満たされる。ゴミ箱や灰皿のある隅の方で、ツレとたまりながら真面目でショボいヤツらがこっち見てビビってるってことが至上の喜びだ。
《DQ◍の定理》ビビらせるって最高。ビビられるって最高。
➡️〇ン・キホーテってなんであんなに楽しいんだろう。ヤンチャな感じのファッションとか、ちょっと高いやつとかブランドものはここに限るね。あっ私はフレグランスにも目がないから テスターが揃ってる売場も嬉しい。上の押すところが壊れてるヤツが多いのがたまにキズだけどね。てなことで、今日も焼き芋の匂いに誘われ、彼らは◯ンキに通う。
《DQ◍の定理》人生に必要なものは全て〇ンキホーテで学んだ
➡️俺は彼女を命を懸けて守るつもりだぜ？
守る？・・・守るって何から？ いやいや彼らに余計なこと聞いてはいけない(笑) きっとその男は「アイツをバカにする奴らからだよ」くらいは言うだろう。そして刹那的な彼らは相手の名前のタトゥーなどを二の腕に入れたりする。そんな場当たりな特性は他にも色々なところで現れるが、恋愛が長続きしないことも特徴の一つだ。あっという間にくっついて あっという間に別れる、とでも形容しようか。子供ができたらすぐ結婚！はセオリーだし、結婚となっても刹那的に生きる彼らには金がない(笑) 手にした金は毎月全部使うからだ(足りなくなっても安易にキャッシングでしのぐ)。将来のビジョンなく瞬間的な燃え上がりのみで結婚するものだから離婚率も高く やたらシングルマザーが多いというのは私の個人的感想である(離婚する人は即ちDQ◍だと言っているのではない。DQ◍の離婚率は高いのではないか？ということだ。誤解なきよう)。
《DQ◍の定理》DQ◍は この瞬間の何か見えないものと常に戦っている
➡️遺伝
これらの特長は遺伝的要素が色濃く出るため、本人は親に似るし、生まれた子供もまた似た特徴が出る。よってDQ◍っていう特性は、代々受け継がれていくのである。もしかしたらヒト染色体の何番目かに絶対優性となることが約束されて乗っている遺伝情報なのかもしれない。絶対違うが (笑)
