孤高の専門学校校長

感じるままに言いたい放題

2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

映え

今日はきっとブーイングが起きるでしょう。でもほんとにそう感じてるから言っちゃいますね。 『映え』のために、オシャレなカフェに行く人。『映え』のために夜景を見に行く人。『映え』のためにデザートを注文する人。 だからどうしたんですか?そんなに他…

感情の乗らない言葉

日本語には感情の全く乗らない言葉が現存している。日本独特の価値観なのかどうかは知らないが、ほぼ意味のない言葉がほぼ無駄に使われるが、皆ほぼ違和感を感じていないことが面白くも怖くもある。 《政治編》極々政治的な言葉である「善処いたします」を斬…

教員にとっての戦い

授業という字は授けると書く。しかし生徒に何も授けていない教員は少なくない。己の生徒指導に理想を持っていない故、どのように育って欲しいとか、育てたいという熱量が無いのである。マニュアル通りに進める授業しかせず、型にはめ込んではみだした生徒に…

相対評価

結局この世は相対評価で成り立っている。例えばある芸術作品を素晴らしいと思う気持ちは、痛い、嬉しい、面倒臭いとなんかと同じで数値化ができない。だからゴッホも、ロイヤルバレエ団も、ビートルズも、その価値はそれを求める人の数で決まる。素晴らしい…

涙の急行雲仙号

昔、大阪から私の郷里である五島列島に行くのは、ひと仕事、またふた仕事であった。今なら飛行機や新幹線で九州まですぐだし、いずれの方法でも快適な旅路である。私が小学校の頃は、彼の地までの旅程において最も金がかかるのが飛行機、次がJRの寝台特急「…

嫌われたくない人は好かれない

嫌われたくないという意識が強すぎる人が多いと思う。でも経験上そんな人は好かれないし信用されない。だから成果をあげられない。なぜそうなるのか。答えは至極簡単だ。嫌われたくないというのは、他人のことより自分の立場を守りたいだけだからだ。相手を…

歌ウマNO.1

何かに長けていて、人からスゴイなぁ!という評価を得られる事柄がある。例えば英語が話せるとか、エクセルが得意だとか料理がプロ級だとか。努力の末その技能を身につけてしっかり実用に活かしている人は敬意に値する。または圧倒的に突き抜けていて人々を…

母のこと

母の死期が近づいている、と木更津に住む兄から連絡があった。複数の臓器の機能が落ちており、今日明日ではないものの、そろそろ覚悟をしておいた方が良いと医師から言われたとのこと。ああ。彼女との思い出は悲しいものが多い。古い話になるが、私が小学校…

言葉の変遷

言葉は変わる。つい数十年前までは日常使っていた言葉もなんだか古臭くなり、私自身は美しい大和言葉だと思っている よしんば、あまつさえ、たゆたうなどという言葉も、もう古い文章の中でしか見つけられない。「ろうたけた」なんていう気品に満ちた評価を喜…