孤高の専門学校校長

感じるままに言いたい放題

2019-01-01から1年間の記事一覧

浄土の父へ ー 七回忌を迎えて ー

6年前。普段めったに話もしない兄から夜中に電話があり、あなたが旅立ったことを知りました。その報せを聞いた時には自分でも拍子抜けするくらい なんとも思わなかったのに、電話を切り再び布団に入ると 不思議なことに子供の頃のことが次々に頭に浮かんで…

ブランド

イヤらしい。なんであんなにイヤらしくなっちゃうんだろうか。 ブランドモノの着こなし方は難しい。シュプリームやバレンシアガなんかが、特にDQNたちの憧れになる理由は、なんのことはない ハッキリとそのブランド名が、目立つところに印字されているからだ…

そっち方面のお洋服は危険です

お洒落に生きたい。でもそれは流行の服を着て颯爽と街に出たいってことじゃない。そんなこたぁ逆にこっ恥ずかしくってダメだ。ここで語りたいお洒落とは内面のことである。外見は内面の一番外側だというではないか。ではどんなことか? 一言で表すなら、ええ…

My morning routine

朝起きる。最近は眠りについたのが何時間前だったのかによって、随分起き抜けの身のこなしや体のダルさが変わるようになってきた(笑) 悲しい限りだ。ともあれゴソゴソ起き出す。朝ご飯作らないと。 1.スムージー(以下の材料をミキサーにかける) ●寒天(2種類)…

嘘と報復

TV番組に「ドッキリ」と呼ばれる、人を騙す番組がある。あれが苦手で仕方ない。どうしても楽しめない。仕掛け人は周りの全員であり、知らないのはターゲットになる1人だけだ。あれはいじめではないのか? 寄ってたかって1人をいじ(め)る。 学校において、…

色んなクズ男くんのパターン

本日の一言 《クズにはクズがくっつく》 世に多数存在する色んなクズ男の種類をパターン別に並べてみました。ご参考まで。あ、あくまで私が見聞きした限りですが。 キレる。自尊心が高いからバカにされる、軽蔑されるといった自分の立ち位置が低く見られた時…

SUZU vs KANNNA

「なんでお前が言うねん?」 「どの口が言うねん?」 「何の権利があって言うねん?」 「何様やと思って言うねん?」 「ほんでお前は何やねん?」 これらの意見は全て聞かない(笑) 果てしなく勝手に上から所感を述べる。 上空100mからだ(笑) 広瀬すずさん…

国歌

大きなスポーツの大会が始まる前、セレモニーの中で国歌がプログラムにある場合が多い。私は選手たちがちゃんと歌いもせずゴニョゴニョと口ごもりつぶやく顔が大写しになると、なぜちゃんと歌える人を呼んでこないんだ?と思うし、歌い手が来ないなら、せめ…

方言

唐突ながら私はトライリンガルである。長崎県の五島弁と大阪弁の2語はきっとTOEICで判定できるなら900点以上だし(笑)、島根県の出雲弁も600点は取れる自信がある。もっとも今の住まいは南河内なので、河内弁寄りの大阪弁が日常語だ。私がまだ小さかった頃私…

母親になるということ

我が学園のグループ校の職員にただ今出産ラッシュが訪れている。ほんの数ヶ月だけで3人の職員が母親になった。一番最近お母さんになった女性課長はまだ出産数日しか経っていない。産まれてやれやれだ。よく言われることだが、女は弱いが母は強い。そして偉…

ノーマライゼイション

以前介護の資格を取った時、QORという価値観を教わった。生活の質ということらしく、ハンデのある人も健常者と同じクオリティの生活を送ることが「当たり前=ノーマライゼイション」だという。これを聞いて私は当初素晴らしいと思ったのだが、同時に間違えて…

究極のキャッシュレスシステム

世間はペイペイうるさい(大笑) 現金を持たずに済むっていうことでクレジットカードが世の中に現れてどれくらい経つのだろう。その後クレジットカードの便利さに慣れた我々の元に、締め支払いのいらないプリペイドカードが普及する。さらにカードという概念を…

現代日本における言論統制

二宮和也さんが結婚したといって会社を休む女性がめざましニュースで取り上げられていた。きっとそんな人が多いってことでフジテレビは「日本中に『激震』が走った」という表し方をした。 「激震」…。昭和天皇が病に倒れた最晩年、報道各社はもとよりTVCMに…

ビジュアル系という病

この世には数多くの音楽があるが、我が日本の音楽界にはビジュアル系という、摩訶不思議なジャンルがある。娘がこの世界の音楽が好きだといこともあり嫌でも耳にしてしまうのだが、彼らの良さについてはこれまで私はちゃんと聴いたことがないこともあり理解…

ド演歌という病

曲を制作される仕事や、さらにダイレクトに歌手の方々にとっては怒り心頭に発する話かもしれないけど、俗にド演歌というもののリズム、またメロディパターンはきっと何10年近く狭い枠から出ていないのではないだろうか。「男の◯◯」や「◯◯岬」みたいなタイ…

エンドロール

母に会うために千葉県の木更津まで行ってきた。前回と同じ病院併設の老人福祉施設だったが、前に訪れた時には、母は私がなぜそこにいるのかを理解できなかったものの、かろうじて自分の息子であることは認識できていたようだった。しかし今回はベッドに寝て…

自宅外での禁酒法成立希望

酒を飲まない。正確には外では酒を飲まない。酒の席は嫌いである。バブルの頃「飲みニケーション」などというおぞましい言葉が流行った時には、聞いただけで胃炎になりそうだったし「まぁまぁ、そんな仕事のことはもういいから、ほらまず一杯!」みたいなや…

歌は世につれ世は歌につれ(笑)

振り返ると嬉しい楽しいより、悲しいとか寂しいという思い出の方が圧倒的にたくさんあるなぁと我ながら嫌になる。言い換えると、これまでの人生の中で今が一番楽しいのだろう。今回はちょっと重いです。暗い話が嫌いな人は、ゴメンなさい読まないでね。《喝…

礼装

秋は結婚式シーズンである。この時期になるといつも思うことがある。日本には世界的に見ても優れた礼儀・礼節という美しい文化があると確信しているが、残念なことに相手への礼儀として大切にしなければならないことの一つである「主催者に礼を尽くす思いを…

「空」アリ

ぎゃぁてぇぎゃぁてぇはぁらぁぎゃぁてぇ はらそぉぎゃぁてぇぼぉじぃそわかぁぁぁ。有名なまじないである。真言(しんごん)である。随分前、ふと耳にした経文の最後の部分であるこのフレーズにその時の私は反応した。そして何故か 坊主でもないのにこのお経…

女の性(さが)

この駄文を読むときっと普通の女性は腹が立つに違いない。女性差別だと口を尖らせることも考えられる。しかし断っておくが、私は女性全員のことをおしなべて語ろうというのではない。あくまで私が今まで接してきた女性のほとんどの方々に共通していた特性で…

ムイムイ 3 「スズメバチ」

大型昆虫らしき羽音が聞こえ、ふと窓の外 ベランダを見ると、子供の頃に見覚えのあるあいつがホバリングしている。慌てて窓に隙間がないか確認してからそいつを目で追った。スズメバチである。都心にあっても秋口には目にすることが多い。実は私と奴らとは数…

若者は「普通に」「大丈夫」なのだろうか

「普通に」 ショートボブの男芸人が、ワキ汗をかきながら 自分はゴッホやピカソよりラッセンが好きだと腰を振って踊っていた日からしばらく経った。どうでもいい話だが彼の髪型を見て 故南田洋子さんを思い出した私は古い人間である(笑) ゴッホ、ピカソ、ラ…

I was born to love you.

❝ I was born to love you ❞ ❝ I was born to take care of you❞ 人間は何のために生まれてきたのか? とか なぜ生きるのかと考える人は大昔からいたようだ。「なぜ生きる」という本がベストセラーになっているところを見ると、どうも現代においても これに…

教育?

私は美容師である。とはいえ美容室でサロンワークをしているのではないし 撮影現場でモデルのヘアメイクをしているわけでもない。美容サロンで約8年美容師として働いていた私は、26歳で結婚してすぐ、以前の上司に誘われてひょんなことから美容学校に身を置…

「最近の若い奴ら」、、、

ウチは専門学校だから在学しているのはほぼ全員19歳から21歳までの若者である。我々の感覚とは違う、何とも不思議なヤツらだが、長年この仕事をやっているとその時代に応じ、特徴というか、パターンがあることがわかる。もちろん生徒たちが全員同じでは…

ネーミングセンス

ネーミングは難しい。つくづく思う。ネーミングで印象が大きく変わる。アットホーム感が出たり、先進的で未来っぽいとか、老人にも優しそうとか。社名で売り上げが大幅アップしたという話には事欠かない。最近ちょっとネーミングというものにアンテナを張っ…

幸多からんことを

美容学校の役割とは、一般論としては美容師を育成する教育機関である。しかしそこに勤める我々は、生徒たちを取り巻く様々な家庭の事情、またそれに伴う人間模様や悲喜劇を目の当たりにする。高校や大学では働いたことがないので知らないことながら、友人知…

どことなく恥ずかしいこと

生きていれば嬉しいこと、悲しいこと、腹の立つこと など、様々な感情を毎日目まぐるしく持つのは当たり前だけど、恥ずかしいという感情ほど 人によって程度の違うものはないのではないだろうかと思っている。ある人にとって恥ずかしいことが、違う誰かにと…

殺していい命、守らないといけない命 2

私の知人に、山あいで作物を作っている農家の方がいる。私などとは違い、農業に誇りを持ち真面目に生きている人だ。消費者の口に入るから、と農薬の量や虫害にいつも神経を尖らせている。しかしそんな思いを踏みにじるように、時に猪や鹿による深刻な被害が…