孤高の専門学校校長

感じるままに言いたい放題

ブランド

 イヤらしい。なんであんなにイヤらしくなっちゃうんだろうか。

 

 ブランドモノの着こなし方は難しい。シュプリームやバレンシアガなんかが、特にDQNたちの憧れになる理由は、なんのことはない ハッキリとそのブランド名が、目立つところに印字されているからだと思う。海外のセレブなんかが好んで身に付けていることもヤンキー心をくすぐるところだ(笑)   彼らはコンプレックスを抱えてる。その弱点をカバーするためにケンカが強いように見せたり、金持ちに見せたい。だからそのブランドが「わかる」ってところが大事なところだ。

 

 しかし“BALENCIAGA”って大きく書いてあるパーカーを着て恥ずかしくないのかなぁ? いっそそんなファッションが恥ずかしくない人たち向けに、部活の学生が着てるTシャツの背中に書いてるみたいに「限界は自分で考えているよりもはるか先にある。跳べ!!」みたいな暑苦しいアレを書けばいいんじゃないだろうか。たとえば「皆さぁーん!私が着てるのは世界でも有名なバレンシアガなんですよぉ! ほらほら皆さん欲しいでしょ! 羨ましいでしょ!」ってね(笑)   そうそう、この「どう?いいでしょ?」っていうイヤな感じの顕示欲は若い娘たちの「映え」と価値観が同じだから笑える。

 でもあの小学校の男の子が駆けっこで履く“俊足” を彷彿させるバレンシアガのスニーカーは、あれでいいのだろうか(笑)? 10万するんだぜ!?

 

 ま、冗談はさておき、ブランドものなんかはそれを身につける人が、それを身につけるレベルに至っていないとイヤらしくなってしまってどうしても似合わない。着る人を選ぶ訳だ。DQNなど、最も似合わない類いの人種じゃないのかな? きっとあんなものはバイトで貯めた金で買う性質のものじゃないのよ。偏見だろうけどたとえばグッチのGマークで全体を覆われたデザインのキャップをかぶってる奴にこれまで接した中にロクな奴はいなかった(笑)  あのデザイン、わかりやすいもんね(笑)   そして2,3万で買えるから買ってしまうんだけど、喜劇的に似合わないんだ。