孤高の専門学校校長

感じるままに言いたい放題

「最近の若い奴ら」、、、

 ウチは専門学校だから在学しているのはほぼ全員19歳から21歳までの若者である。我々の感覚とは違う、何とも不思議なヤツらだが、長年この仕事をやっているとその時代に応じ、特徴というか、パターンがあることがわかる。もちろん生徒たちが全員同じではないので一括りにはできないが、世代全体を包み込むうねりは確実に見える。以下、私が感じるここ最近の若者の特性を列記してみよう。
 いつものように独断である。よって文句は受け付けない(笑)


《若者は不安である》
→自分では彼らの友達のつもりだけど、彼らは自分を友達だと認めているのか?

《若者は出る杭になりたがらない》
→目立つのは好きなのだが、目立ちたがってると思われたくない

《若者はプライドが高い》
→否定されることを極端に恐れ 嫌う。だから自分も他者を否定しない(できない)

《若者は大人と話したくない》
→語彙力と対話力がないので、大人に対し漠然とした嫌悪と恐怖心を持っている

《若者は打たれ弱い
→衝突や挑戦を避けてきたので、人間関係における逞しさがなく困難を克服できない

《若者は失敗を恐れる》
→ガラスのハートだから、女の子に面と向かって告白などできない。断られでもしたらこの世の終わりだ

《若者は文字より写真だ》
→文字を読まない。比例して言葉を知らない。他人(特に大人)と話さないから自分の思っていることを上手く伝えられない

《若者はコミュニティの規模が小さい》
→若者が言う「みんな知ってる」とか「みんなやってる」の「みんな」は、たかだか3,4人の話だ


 当たり前だが若者は若い。しかし若者は自分の若さを知らない。知ろうともわかろうともしない。しかしだからこその若さなのかもしれない。そして若いということは成長しているということであり、それは変化しているということだ。その時期その時期に 独特の感覚を持つわけだが、我々人生を折り返した世代から見ると、なんとも弱々しく カッコだけはつけたがる八方美人ばかりに見えてしまう。このジェネレーションギッャプは太古の昔から 老いも若きも全ての人間が感じるものだ。正せ!と声を上げることは、黙れ!というもっともな反発を食う。相容れない平行線の議論は不毛ゆえ口にしないことにしている。

 しかし、これだけは若者に関する あらゆる時代の共通認識だといえるものがある。それは、若者はいつも眠たい ということである。