孤高の専門学校校長

感じるままに言いたい放題

母親になるということ

 我が学園のグループ校の職員にただ今出産ラッシュが訪れている。ほんの数ヶ月だけで3人の職員が母親になった。一番最近お母さんになった女性課長はまだ出産数日しか経っていない。産まれてやれやれだ。よく言われることだが、女は弱いが母は強い。そして偉大だ。敬意しかない。
 私はここ最近母親になった人には、人によって多少は変化させるもののほぼ同じ言葉を贈ることにしている。ま、オジさんのおせっかいだ。



頑張ったなー!

夫婦と親の先輩として新しい母に、老婆心ながらそして不躾ながら釘を刺しておきます(笑)

1.あなたはこれから今までの人生には無かった責任感に襲われる。しかし初年度の担任が上手くいかないことと同様に、初年度の母も上手くいかなくて当たり前なのである

2.思い通りにいかないことで、悩み 無力感に襲われ、あるいは疎外感にも見舞われることも少なくない。特にばあちゃんの言葉は真に受けすぎると良くない(笑) 話半分で聞くように

3.多くの新しい母が「理想の母親」を目指すという間違いを犯すが、それは幻想でしかない。そんな母親など実在しないし、当然実現しない愚かなことだと知るべきである

4.人に頼ることは当たり前だし、向こう数年間は旦那にも偉そうにしていて構わない。アゴで使えば良いのである。男などというものは、出産に対し 全く痛い思いなどしていないし、その意味では母は絶対的に優位である。遠慮せず周りに甘えるべきだ。気兼ねはあるだろうけど「後で返す」と割り切ればいい

5.現代は情報社会である。ネット情報は氾濫しているが、屁ェみたいなものも多いし中には悪意さえ感じるものもある。子供は案外強いのである

6.疲れた身体に変調が起きて当たり前、母乳は出たらラッキー位に思わないとダメだ。母乳など出なくても母の値打ちは1ミリも下がらんし、子供はすくすく育つ。今のミルクは実に良くできてるぞー!

7.とにかく「◯◯しなきゃならない」「◯◯でなきゃいけない」をやめなさい

おめでとうございます。お疲れ様でした。