孤高の専門学校校長

感じるままに言いたい放題

クズ男とオカン女

どういう訳か男の世話をすることに喜びを感じる女は少なくない。昭和の定番なら手編みのマフラーか。ヘタすればカップルでペアだったりして、見てるこちらがこっ恥ずかしかったりするアレだ。しかしこの場合、贈りたい自分の気持ちの方が目的だから実は相手のことを気遣ってのプレゼントなどではない。

さて世の男はどこかで母親から卒業できていない場合が多いと思っている。特に周囲に偉そうにしたい(=すごい奴だと思われたい)自己顕示欲が過剰な男はそうだ。だから自分の世話をあれこれと気にして世話をしてくれる母親のような女を求めるし、理想の人になる。要するにオカンを欲しているのだ。ここからは私の持論だが、そんな男のビジュアル上での理想の女は、母親のようにふくよかな胸を持っている。自分の母親の胸を潜在意識の中で恋愛対象の女に重ね、求めるのである。よって極論ながら巨乳好きな男は、文字通り乳離れをしていないマザコンであることが多い。オラオラ系の男は自己肯定感を持てず、逆に承認欲求は強いので、そんなオカン女に対して偉そうに振る舞うことが男としての立場を作るのだと思っている。しかし中には偉そうにすることが高じて女に罵声を浴びせ、手をあげたりするクズもいるが。私に言わせればそんな関白亭主(または彼氏)は周りから見えている感じとは逆に、奥さん(または彼女)に相当依存しているのだが。

一方そんな男に必要とされるオカン女についても語ろう。男に家事や洗濯なんかの身の回りの世話をしてあげるのが好きなオカン女は、朝が弱い男のために毎朝電話で起こしてあげたり、男がお金に困っていれば借金をしてでも金を工面したりする。男に必要とされることに女としての悦びを感じているから自立した男が苦手だ。その男の前では自分のすることがないからだ。オカンになってしまう女性は、自分がダメ男を作っていること=ダメ男製造機であることに気付いていないから、我が身をけなげで尽くす女などと評していたりする。

クズ男とオカン女。お互いに相手をダメにしながら、相手に依存し(共依存)、破滅の道を驀進していく、、、。嗚呼。