孤高の専門学校校長

感じるままに言いたい放題

トリセツ

 そんなタイトルの歌があった。大いに売れた。あの歌をどんな人が求め、素敵だと思ったのか。彼女が歌う一連の歌を女性の代表意見だと考えている女子は確実に存在する。自分の価値観にピッタリであることが嬉しくて、彼女の歌を聴き「私たちの思いをそのまま表現してくれた!」と思ってしまっている。しかし女子全員が彼女の歌に共感しているはずはなく、私の肌感覚ながら、もしかしたらそんな人の方がマイノリティなのではないか?とも考えている。そのタイプの人たちは、見方を変えるなら、相手に「こうあって欲しい」という願望の強い人であるとも言える。しかし相手に何かを求めると、現実にはそうならないというギャップから不満が生まれる。そのタイプの人が好む相手が、これまた同じように相手に自分の願望を求める人なのであるが、お互いが相手の思い通りなんかにならないからお互いが相手に不満を持つからいつも喧嘩ばかりだ。派手で社交的、ノリが良くってどんちゃん騒ぎが好きというヤンチャ系の皆さん(DQNやヤンキー)は、不思議と全てそのカテゴリーに入るし、例外なくこの「自分絶対」という価値観を持ってるから面白く、また恐ろしい。
 偏見には違いないが、あの歌手の歌を好き、またはその通り!と思っている一群と、その異性パートナーにおける人生のあるあるを並べてみよう。
 ふざけてます。偏見です。わかってますよ(笑)


1.恋愛編
●チャラついた男と短期間の恋愛を繰り返す
●常に別れる原因は相手側にあると思っている
●相手とは喧嘩ばかりしてる
●喧嘩の原因はこれまた相手側にあると思っている
●付き合う前や付き合った直後は自分で制御できないくらい相手を好きになる

2.妊娠・結婚編
●出会いと別れを常に繰り返しているが、たまたまその時に付き合っていた人の子供を妊娠してしまう
●でもその時は相手を運命の人だと思っているから熟考せず安易に出産・結婚の道を選ぶ
●出産までの期間も喧嘩ばかりしてる
●2人には金がないから結婚式はあげられないか、親に頼って大きなお腹でウエディングドレスを着る

3.出産・命名
●タバコをやめられなかったから新生児は小さめ
●子供には世界に一つだけの名前を付けがち
●出産直後でも喧嘩ばかりしてる

4.育児編
●夫婦ともにやっぱりタバコはやめる気はない
●我が子には子供であっても髪にブリーチをしたり男の子なら一部を刈り上げがち
●子供がいても自分たちの夜遊びはしたいから、夜の街に子供を連れ出したりする
●子供のことでやっぱり喧嘩ばかりしてる

5.離婚編
●たまたま起きたある日の喧嘩がこじれて決定的になり、お互いを憎しみ合い結局離婚を決意する
●実家のある女性なら、シングルマザーになって地元に帰る

 

 いやぁ恐ろしい。表題テーマに戻ると、そんな人たちを取り扱う説明書にはなんと書けばいいのか。「とにかく欲求、願望、価値観には難クセを付けずに認めてあげなさい」としか記載できないよなぁ。「決して考えを正そうなどとはしないように」みたいな文字が注意事項として並ぶだろうしね。

 しかし我が子にはこのコースはたどってほしくないと心から思う。でも万一そうなったらって考えると、傷ついた娘を孫と一緒に出来るだけ迎え入れたいと思ってしまうんだろうなぁ。