孤高の専門学校校長

感じるままに言いたい放題

ノーベル賞

 今年こそはいよいよ取るぞ!と毎年その時期には日本中の支援者(?)の期待が高まる作家がいる。その著者の作品を2,3作読んでみたが、残念ながら私にはその良さがわからなかった。まぁわかる人にはわかるのだろうしその数は多いのだろうが、預かり知らぬことだ。
 しかしこのノーベル賞とやら、投票で決まるのか、功績を数値化してそのポイントによって決まるのか、はたまた別の方法で決まるのかは私の知るところではないが、いずれにしても「数」の多寡によって選出されるのが正しい選出方法だと思う。生理学・医学賞ならばどれほど多くの人(命)を救えたか、文学賞ならばどれほど多くの人の心に感動を与え光を灯したか、他の部門も同様で、世の中の人々に対しプラスに影響させたかという度合いは、「数」が一番透明で理解しやすい基準だと思う。その意味で、いまさら感はあるものの、私はノーベル平和賞に以下の偉人たちを推挙したい。


手塚治虫氏》
 この方の受賞に口を挟む人がいるのであれば、漫画やアニメが人々の心に及ぼす力を理解していない。戦争に疲れ果てた日本において、子供たちの目を輝かせ、夢を与え続けた功績は半端ではない。まさしくノーベル平和賞を受賞するにふさわしいではないか。


ウォルト・ディズニー氏》
 これはもう、私が何かの評価を彼に与えられるはずもない。この人のお陰で一体いかほどの子どもたちが救われただろう。彼がいることで生まれた子どもの笑顔は全地球規模である。子どもたちの笑顔を数値化できるのであれば、きっと他の追随を許さないだろう。


安藤百福氏》
 朝ドラ「まんぷく」は毎週録画して見ていた。インスタントラーメンを開発したことというより、彼の貧しい人の栄養状態を向上させたい、また日常的に飢えがあった時代にお腹が空いた人の空腹を満たしたいという思いに胸が熱くなる。あのドラマ、詳しくは言えないけど、実はウチの学校とも関わりがあってちょっと自慢なんだよねー。


パーシー・スペンサー
 電子レンジの原理を私は知らない。なんで冷たいものが温かくなるんだろう?しかしこの機械なしに我々の生活は成り立つだろうか?俗に「チンする」というが、我が家では軽く温めることを「軽チン」、ほんの少しだけの時には「ちょいチン」と表現している。調べるとパーシー・スペンサーという人が発明したらしいのだが、この人ほど世界の人々の役に立ってる人も珍しいんじゃないのかな?