孤高の専門学校校長

感じるままに言いたい放題

五島弁賛歌

どうもわが故郷である五島列島の言葉がわからないって人がいるらしい。そんなことなどあるのかなぁ、ゆとり教育の弊害かなぁ?なんて思いながら、例をあげてみた。こんなことしなくても皆んなわかってるとは思うんだけどね(笑)


●五島弁の例文
➡️翻訳した標準語
《この件についての解説・特記事項》

の順で記述しました。



さあいってみよー❗️

● みじょかそにみゆばって ほんなこっやびっつんなひぞ
➡️ パッと見 可愛いようにみえるけど、本当は不細工なんだぜ!
《若い男どもにありがちな日常会話です》

●えーんまえやうみんごちあって、あっぱかてんでらんごちしょっとち
➡️家のまえは海みたいな状態で、怖いから出ないようにしてるんだよ
《先日の記録的な大雨に 心配して私が電話をした際の叔父の返事》

●なんちやうんが!うっころさるっぞうんにゃ!
➡️何をこの野郎!ぶっ殺されてえのかてめえ!?
《喧嘩の時の脅し文句です》

●みんのみんにみんのひゃっちぇみんのきこえんごちゃー
➡️右の耳に水が入ったから耳が聞こえないように感じる
《五島弁を笑い話にする時の有名なフレーズ》

●「とっとっと?」「とっとっと」「あー、とっとっとぉ」
➡️「(この席は)取っているの?」「取っています」「あー、取っているのか」
《同じく有名なフレーズ》

●ちんたかみんのあってんおげぇけぇ
➡️冷たい水を飲ませるからウチに来い
《年寄は「ちん」を「つん」と発音したりもする》

●おーわら、ざまなこっかよーつんだひかっちょ!
➡️あらまぁ。大変なことだねーかわいそうに
《おーわらっていうのは、オーマイガッだね》

●なっびーのまーかぶっちょっとやよそあしか!
➡️泣き虫がお漏らしして汚ねェ!
《赤ちゃんによくある風景》

●ひんのよか
➡️1.品が良い
《ただしこの意味で使われることはほぼない》
➡️2.調子のいい奴め(馬鹿にする言葉)
《この言葉を使われたら かなり蔑まれている。》

●ずんだれんずってんあったかうどんやたぶごちなか
➡️(風邪をひいてるから)鼻水が出るので熱いうどんは食べたくない
《ずんだれとは鼻水のことなのですが、ずんだれた生き方、ずんだれた男 みたいな使い方もします》

●うんまらひか
➡️1.だんどりがよい
➡️2.あいつはお調子ものだ
《「ひんのよか」同様、2つの意味(評価)を持つ》

●こけうっちゃえちょーぜんのももくれちょっとやだがっか?
➡️ここに落ちてるしわくちゃのお札は誰のだ?
《ももくれる という言葉はもう年寄りしか使わないな、多分》

●あっぱかてんうんじゃよ
➡️ 怖いから嫌だよ。「あっぱ!」は怖いという意味もあるが、驚いた時の感嘆詞でもある
《驚いた時とっさに「あっぱ!」っていうのは可愛い(笑)。この言葉がとっさに出るか出ないかがネイディブ度を測る尺度だ》

●ぽひちうっちゃくー
➡️(とっさに)手をすり抜けて落ちる
《ぽひっていう言葉は可愛くないですか(笑)?》

●あせんぼひちずっと
➡️汗がどっと出るんだ
《前項の「ぽひ」と この「ぼひ」は状態の程度も表している。「ぼひ」の方が激しい》

●ざぁまにいらんおってんがぜやとりきらんばってがっぱーせんごちせんば
➡️刺すクラゲがたくさんいるからウニは獲れないけどがっかりしないようにしないとね
《8月中旬頃から刺すクラゲが出てきます》

●しゃじゃよみなよちあーばってよかいおんいっちょんなかもんのみたんなかっち
➡️サザエやミナ貝は有るんだけどいい魚がは一つもないんだからみっともないよ
《宴会といえば(生の)魚を用意できないと家の恥だ》

どうだい?わかるだろ(笑)?
君も行ってみたくなったかい(笑)?