孤高の専門学校校長

感じるままに言いたい放題

お仕事

仕事は難しい。成果をあげたい、儲けたい、いい組織を作りたいと藁をも掴む思いで「輝かしい実績がある」と謳うコンサルタントにすがってもベラベラと理屈を並べるだけだし、「驚異の売り上げを記録した」ビジネス本は、さも万事解決するかのように謳うが、いずれもこれまで生きてきてその通りの結果が出た試しがない。「看板に偽りアリ」だ(笑)

しかし長らく仕事をして生計を立ててきたが、こんなことだけは言えるなぁと思う大原則はある。偉そうになるが一部を紹介したい。

 定理その1

「仕事は思いでするもの」

暑苦しい精神論をぶつ気はさらさらないが、ことの成否の根底にあるものはモチベーションである。セオリーや優れた手法や考え方も所詮その上に乗っているだけだ。《念ずれば通ず》ですね。《こうなったらいいなぁー!》という程度じゃ何も変わらないことは歴史が証明している。これは経営者からペーペーまであらゆる階層に言えることだ。このあたりの考え方は精神論だと否定する向きもあるが、そんな人たちの多くは実効の伴わない理屈を並べるだけだ。

冒頭のコンサルタントにしても、手法をアレコレ述べる前に「その方法を真摯に実行したい」と思わせる根底部分にアプローチする人はいないものかね? (ハハハ全く他責かつ他力本願でダメだなwww)

 定理その2

『仕事は頭でするもの」

幹部には必要な考え方。定理1と相反する気もするけどそれは違う。根底には熱い思いが在りながらそれを実現するには合理性と効率、労力を考えないといけない。頭を使わず考えないリーダーが率いるチームに未来は無い。

 定理その3

『仕事は仕組でするもの』

間違えちゃいけないのが、あらゆるものをパターン化して時間短縮を図るという意味ではない。手を抜けるものはトコトン手を抜き、その上で考える時間を作るってことだ。半端は良くない。

ここまでがクリエイティブな仕事をする人の仕事の捉え方。次に、こんな奴がいたらチームが腐っていくって方を並べてみた。

 ダメ定理その1
『仕事は口でするもの』

口だけで動かない。見に行かない、話しに行かない、体験しに行かない、聴きに行かない。だからわからない。わかる気もない。

 ダメ定理その2
『仕事は経験でするもの』

歳をとってこうなると、仕事は経験だけで取れる60点しか狙わなくなる。それ以上のことは無駄で勿体ないものだと思っていたりするから、もはや新しいモノは頭に入らないし「昔は◯◯だった」が好きな、カビ臭い厄介者になるんだよなぁ。

 ダメ定理その3
『仕事は誰かがするもの』

それがさらに高じるとこうなる。仕事をすることを損だと思うようになると、ビジネスマンとしては要介護になったということだ。早々にお辞めいただくか、中心部分からは外さないと共倒れになる。

おっと自分自身を棚にあげないようにしないとね。